船舶アルバム検索 help
船舶ギャラリー
Gallery of Vessel

船舶関連の画像掲示板です。お気軽に投稿して下さい。

↓記事


>>>新規投稿フォーム<<<
投稿フォーム入室にはパスワードが必要です。


   ページ指定:[ 1 / ]


画像タイトル ライターの中の空母【9】 -(112 KB)
↓END
 
U.S.S. RONALD REAGAN CVN−76 名前: 名鉄電写CVN−78 [2017/10/18,12:48:46] No.1635
 起工1998年2月12日 進水2001年3月4日 就役2003年7月12日
 ニミッツ級原子力空母9番艦。 第40代アメリカ合衆国大統領ロナルド・ウィルソン・レーガンの名にちなむ。 青年期はハリウッド俳優として映画出演、ナレーション声優また、テレビショーの司会など活躍していたそうです。  
 日本で知名度があり、好感度の高い米大統領の一人です。 当時の中曾根康弘首相と個人的にも親密な交流を深め、日米の信頼関係を高めました。 
 レーガン政権のスローガン、“PEACE THROGH STRENGHT”「力による平和」は就任当初、共産主義と毅然と対峙する姿勢を見せ、軍事力強化、同盟国協調の政治的圧力をかける政策を進めていたことによります。 レーガン氏自ら立案した衛星レーザービーム兵器構想、海軍艦艇増強600隻体制など、超軍事路線でした。 しかしその後、ソビエト連邦にゴルバチョフ政権が誕生し、民主、自由化の機運が高まったことを受け、一部核兵器の廃止条約を締結し、東西冷戦の終結を迎えるまでに至りました。 ゴルバチョフ氏が世界平和を目指す交渉に、価値がある人物と評価するとレーガン政権も一転、友好ムードの中、柔軟に対応することになりました。 日本も中曾根元首相が「日本列島は不沈空母」と発言するなど、バブル経済も相まってまさにイケイケ気分でした。 地球の運命は実に危ういと思うのであります(´Д`)
 レーガン氏も狙撃の洗礼を受けた大統領の一人です。 銃弾は肺に達していましたが、副大統領(ジョージ・H・W・ブッシュ)への権限委譲も行わずに奇蹟的な回復をしています。 『天が必要とする人間を認める』の感を否めません。 そして、アイゼンハワー氏に次いで2人目の2期8年を安定政権を全うしました。 1989年の引退後、アルツハイマー病を患い、2004年6月5日にナンシー夫人に看取られ93年の生涯を終えました。 葬儀は国葬で行われ、世界中の新旧の元首、友人が参集し、故人の偉業を称えました。 
 原子力空母ロナルド・レーガンは2011年3月11日の東日本大震災において、危急に駆けつけ沿岸に留まり横須賀所属の7隻の米艦艇とともに緊急支援に従事しました。 3月14日には福島第一原子力発電所の爆発事故により放射能被曝をし、汚染海域から離脱しましたが、同艦の『トモダチ作戦』と名付けられた物資、人員の援助は4月4日まで続行されました。 

 現在、炉心交換、オーバーホールで長期帰港するジョージ・ワシントンCVN−73に代わり、ロナルド・レーガンCVN−76が2015年10月1日よりヨコスカを母港としています。 緊張が続く北朝鮮情勢を監視するため、この10月17日から日本海では日本、韓国、アメリカの3か国海軍による合同軍事演習が行われています。 
 
 このライターは2003年7月に行われた、全艦機能・性能試験合格を記念して配布されたものです。
 


[返信しないで戻る]