キハ750系は、当時電化されていなかった御殿場線への直通準急用として1955〜59年に製造されたキハ5000形5001・5002とキハ5100形5101・5102です。製造時のシートピッチの関係で、窓配置が異なることから形式が分けられました。現在の20000形RSE車のご先祖さまです。1968年の御殿場線電化後は関東鉄道に譲渡され、前者はキハ751形751・752、後者はキハ753形753・754となり、1987〜88年に廃車となっています。

片や、キクハ１形は旧クハ1650形４両を購入・改造した車両で、同じ旧小田急車のキハ750系とペアで編成を組むことが多かったそうです。旧クハ1650形の改造車には、他にキサハ65形３両も存在していましたが、いずれも1985年頃までに全廃されています。