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わざわざご返信ありがとうございます。
名前: srs223jr
[2007/01/13,10:55:19] No.24085 (219.25.180.150)
たけしさん、こんにちは。 なかなか思いの全てを短い文章では伝えることは難しいし、さらなる誤解を生む危険性もあるわけですが、あえて発言させてもらいましたm(__)m
繰り返しになりますがフィルムでは撮影前に、天候や風景に応じたフィルムの選定、色温度変換フィルターの使用、その場に応じた細かい露出ワーク・・と完成するポジの発色をコントロールする作業をしなければなりません。その作業が撮影後にPCで出来るというところにデジの優位性(と書くと誤解のもと?)というか違いがあるわけですね。色をコントロールしていること自体は今も昔も変わりません。方法論の違いですね。
もちろんフィルムのそうして苦労して、緊張感を持って撮影する楽しみも捨てがたいものがあります。私などまたフィルムで撮りたいと思うことも多いですが、経済的負担が大きく、また機材運搬に対する体力に自信がないので専ら最近はデジタルです。
たけしさんの危惧されるように「後になって直せるから適当に撮っておこう」というスタンスでデジタルを使うのは、大きな間違いだしそれこそ邪道でしょう。 撮影地ではフィルムと変わらぬ緊張感で、その場に応じた感度の設定、シャッター速度と絞りの設定(これが被写界深度の深さに関わるので鉄道写真では一番大事だと個人的には思っています)などを行っていますし、水平を取ることはもちろんトリミングを前提とした撮影もしません。一発勝負で臨みます。
そしてカメラに出来た画像・・・これが発色、コントラストともに満足できないんですよね。デジタルは予め色温度を設定して撮れるようになっていますが、これを使っても満足がいきません。オートホワイトバランスで夕景を撮ればカメラが勝手に昼間の絵に変えてしまいますしね。
そんなわけでデジタルは撮影後の画像を自分のテイスト(自分の視覚記憶)に補正する必要があると私は感じたわけです。
なお、デジタルばかり使っているとたけしさんの危惧される「安易な方向」に流れる危険性は自分も十分感じています。そういう意味では普通三柿野さんのように銀・デジ両刀使いが理想だなと思いますし、実際プロ、ハイアマチュアの方々はそれを実践されている方が多いですね。三柿野さんもおっしゃるようにそれぞれ長所・短所があるわけですから・・・
とりとめのないことを書いてしまいましたが、これで終わりにします。今回の「論争」それなりに有意義だったと個人的には思っています。部分的に個人攻撃ととられた向きもあるようなのが残念ですが。 また多くの方々が見てくださり、参考としていただけていることを祈っています。失礼しました。
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