車体にだいぶ汚れが目立つような・・

　この車両はなかなか数奇なめぐり合い？をしていますが、同郷車の画像が
名鉄画像板にアップされた事もあり、ちょっと調べてみた事（大したもの
ではないですが…）を書いてみます。

　当初は川崎重工が旧西武鉄道（現：新宿線）に作られた全鋼製車で（西武
板にも引退直前の画像がアップされていました）、東急・近鉄・阪急・長野
電鉄・田口鉄道にも同型車がいました。
（田口線の画像→　../../tasya/toh/toh1710.html　）

　引退後具合のいい車両なので、２０両全車か地方私鉄に、ここで話す中で
は山形交通や東濃鉄道に譲渡されました。
当時同様に譲渡車が多かった私鉄として、南武鉄道（現：ＪＲ南武線）も
ありましたが、数奇なのはここから…

　東濃は水害で廃止になる直前、元西武４両、元南武３両（と東芝オリジナ
ル２両）がいました。

　廃止後、南武と東芝は琴電に行きます。しかし琴電は同時に廃止となった
山形交通から元西武３両を購入し、内１両は前述した川重スタイルだった為
南武と東芝が譲渡前も譲渡後も、同じ元西武車と出合っていた事になる。

　また元西武の内２両が名鉄に行き、これはこれで因縁無しに終わり。

　だが残り２両は流山に行き、それが原因で元南武車が全廃になります。
南武→東濃譲渡車と南武→流山譲渡車が同一形式かは知りませんが、形態は
非常に似ているので、同一形式さもなくば製造時期の近い車両でしょう。
これまた西武が譲渡前も譲渡後も、同じ元南武車と出合っていた事になる。

　それどころか、流山における川重スタイルはこれが始めてでなく、その前
に田口線から譲渡された川重スタイルが使用されていました。川重スタイル
が二代目という事は、車両担当も同一規格でメンテし易かったのでは…。

　以上、大量生産されている現在の車両状況では余り考えられない、数奇な
めぐり合わせの話でした。

　話題が車両からそれますが、現在の勤務地が豊橋エリアで、私は配送職なので、かねてから興味のあった田口線の廃線跡を巡り、写真に撮っています。休日の自家用車で、平日は社用車で。唯一の生き証人・モハ14が保存されていることを知り、訪ねて撮った写真もありますが、元西武車ではないようです。
　廃線跡探訪も、なかなか地味でいいですよ。

さりげなく西武からのクリスマスプレゼントが見えますね。素晴らしいです。

夕方の街を車体を揺らしながらやってくる姿、ＭＳさんらしい画ですね(^^)
海岸べりの画はよく見かけますが、このような写真も非常に雰囲気をつかんでいて好もしく感じます。

ということは大切ですね。
ＭＳさん、こちらでは初めまして。

賛否の分かれる撮り方を、あえて貼られたわけですが、素朴に興味深いのは、電車が相応に揺れているのに、脇の自動車達が止まって写っている事ですね。(^^
形から外れる事を恐れる自分(達?)にとって、感性豊かな表現は、率直に言って、大変参考になります。

　ＭＳ　様

　はじめまして。夕暮れの街中を走る江ノ電、低スピードシャッターながら敢えてその効果に期待して動きを表現されてますね。実に緻密に計算された力作です。

　三河一色　様
　横ヤリにて失礼いたします。

　＞形から外れる事を恐れる自分(達?)にとって、感性豊かな表現は、率直に言って、大変参考になります。

　私にはある意味、"耳に痛く"真摯に受け止めるべき忠言と御受けいたします。私にとって例の"騒動"については個性を認められない若輩者の暴走と受け止めております。今回のＭＳ様のような主張のハッキリした画像を勉強して撮影趣味を充実していきたいです。

kawahiyoさん、こんばんは。三河一色さん、初めまして！　お二方からレスをいただけるとはたいへん光栄です。
確かに電車がずいぶんぶれているのです(笑)。しかも、パンタの線を見ればローリングが特に大きいというわけでもなく、単にシャッターが遅いから(絞りもシャッターも選べないコンデジ) 去ってゆく車両が小さくなることで被写体ブレしているような気がします。カメラは石段の柵に載せて手ぶれは防ぎましたが、右の観光PRのノボリがはためいていて、これまたよくありません(鎌倉散歩の帰り、寒い中待ってくれた妻も、歩道でこのノボリを押さえておくという手伝いはやってくれませんでした(^^;))。それでも、思い切る、というほどの意識はありませんでした。
新顔の私が言うのも僭越ですが、ここは楽しむ場ですから、ひと様を不快にしないものであれば車両写真や列車写真とは毛色の違うものもアリではないかと思います。自分の好みと違う写真はスルーすればよいだけのことで、賛否を問う、とまでは考えていませんでした。
ちなみに、いつも変わらぬように見える貨物列車を地道に丹念に観察・記録されている三河一色さん他の皆さんの確固たるスタイルも私には新鮮で、こういうことがのちのち貴重な記録の集積になるのだろうな、と敬服するしだいです。長々と失礼いたしました！

ＲＯ−Ｍ者さま、こんばんは。はじめまして。ちょうど返信がすれ違いでした。
このような拙作に過分なお言葉をいただき恐縮です。ありがとうございました。

　ＭＳ　様

　丁寧な御返事、ありがとうございます。今回のレスに関しては画像を拝見させていただいて直感したことを思うままに拙いながら文章とさせていただいただけのことです。また次回、自身にハッと思わせるような画像を拝見させていただいた際には、"板汚し"となるかもしれませんが感想を書き込ませていただきます。

　かつてこの通りに住んでいた者として、感服します。夕方何度も通ったはずなのに、この光加減は見覚えは無い。写真とは不思議なものだね。